高橋に一通り話したところで
私たちは亜樹の部屋へと向かった。
「あれ、いつの間にかみんな揃ってる。」
勝手に開けた亜樹の部屋には
颯太と岳人と悠斗もいた。
「美鈴ちゃん!大丈夫!?」
「颯太うるせーよ。座ってろ。」
「はは、うん。
みんなに心配されるけどね
私は全然平気だよ。」
心配してこちらにきた颯太だけど
私が触られることを
恐れてると知ってる高橋は
すかさず颯太を私から離した。
そして、私のすぐ横に座ってくれた。
いい友達だ。
「ところで藍子は?」
「なんか警察が来て連れてかれたけど。」
「警察?え、なんで?」
岳人の言葉に心配して聞くと
高橋がすごく気まずそうに口を開いた。
「たぶん、覚醒剤使用を疑われてるんだよ。」
「え…なんで…?」
「実はさ、俺んとこにも来たんだよ。
さっき。
和也ってやつが逮捕されてさ
その証言を元に夏音も覚醒剤所持で逮捕。
で、前に付き合ってた俺も捜査対象、みたいな。
でも俺疑われんのとかやだし
喜んで検査もしたし、家宅捜査もしてもらって。
…………ただ俺、家が家だから
そっこう捜査対象から外れたってわけだよ。」
「…………家が家だからってどう言う意味?」
「あれ、美鈴知らねーの?
瑠樹んち親父は警察のお偉いさんなんだよ。」
「えぇ!?そうなの!?」
「まぁ…。
だから親父が徹底的に調べさせて
なにもでないからおしまい、みたいな。」
…………なんだそれ。


