居場所をください。




「う、わーー…

やっぱりおしゃれな子が作るご飯は

オシャレに出来上がるのねぇ…」


「はは、なにその感想。

はい、食べよ。朔也そっちね。

今お茶入れるし。」


とりあえずおばさんと朔也を座らせ

私はみんなにお茶を入れた。


「思ったより元気そうだな。」


そんな私を見て、朔也が言った。


「はは、まぁね。

なんていうか、自分の中で吹っ切れたから。」


「なにが?」


「それはまた高橋が来てからね。

……それに、ここお花のいい香りするし。

なんていうか癒されるんだよね。

私って部屋に植物飾るの好きじゃないから

普段は絶対こんな香りに包まれないしね。」


おばさんが花屋さんをやってるのが

少しわかる気がする。

仕事でこんなにお花に囲まれてたら

やっぱり幸せな気分になりそう。


「ね、あとでお店、手伝ってもいい?」


「え?うん…私はいいんだけど

でもお客さん来たら…」


「大丈夫大丈夫。

私、最高にブスになれるメガネ

久しぶりに持ってきたから。」


あの亜樹が大好きな、あれ。