居場所をください。




翌日ー


「おはよー…」


「美鈴ちゃん、起きるのずいぶん遅いわね?

もうお昼よ?」


起きたらおばさんが

怖い顔でキッチンにたっていた。


「…気づいたら朝になってて…」


「お仕事でも夜ふかしはだめ。

お肌荒れるよ?今はよくても

そういうつけは年取ってからくるんだから。」


「はーい。」


「じゃ、ご飯にしよっか。

といっても今から作るんだけどね。」


「でもおばさんお店あるでしょ?

私が作るからおばさんは

お店に立っててよ。

出来たら呼ぶからさ。

泊まらせてもらってるんだし

そのくらいさせてよ。」


「ふふ、じゃあお願いしよっかな。」


「うん!

じゃあすぐ作るね!」


「その前にお着替えから、ね?

女なんだから、身だしなみには気を付けなさい?」


「はーい。

じゃあ先にちょっと部屋に行ってきます!」


「じゃあ出来たら教えてね。」


そういっておばさんがお店に出ていったから

私も部屋に戻った。