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「おかえり~。」
「あ、おじさんおかえりなさい!」
亜樹んちに戻ると、おじさんがもう
リビングで座っていた。
「はは、ただいま。
これ、ひかるから美鈴ちゃんに。」
そういって、おじさんは私は
大きな封筒を受け取った。
「え、長曽我部さんから…?
でもどうして私がここにいるって…」
「俺が連絡したから。」
そう言ったのは亜樹。
それに続けて
「美鈴ちゃんが寝ている間に
ひかるくん、一回ここに来たの。」
とおばさんが言った。
「…そうだったんだ。
長曽我部さん、なにか言ってた?」
「美鈴をお願いします、って。」
「…………そっか。」
連れ戻しに来たわけじゃないのか。
…………それでよかったのに
なんで私は今、ショックを受けているんだろう。
「ひかる、それを美鈴ちゃんに見せたくて
結構前からうちの会社通ってたんだよ。
ようやく昨日全部揃ったってとこ。」
「揃った?」
「中、見てみたら?」
おばさんにそう言われ、
私は封筒の中から
何枚かの書類を取り出した。


