居場所をください。



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ご飯を食べ終えてから隼也に感想を送って

なんかちょいちょい話しかけられるから

私たちは学校を出ることにした。


「俺、こっから歩いていけるから

歩くつもりだけど美鈴どうすんの?」


「タクシーだね。」


ということで大通りに出て

貴也はタクシーを拾ってくれた。


「じゃあまた夜にな。」


「うん、ありがと。

楽しんできてね~。」


そして貴也と別れて

私は一人、会社へ向かった。











「お疲れさまです。」


「うん、お疲れさまです。」


相変わらず正面玄関からはいる私。

わざわざ社用口から入るのめんどくさくて

いつまでもこの正面玄関を使っている。


「トレーニングルーム誰か使ってる?」


「あそこを使ってる人はほとんどいませんから

今日も五十嵐さんだけですよ。」


「はは、そっか。

じゃあ使うから鍵かして~。」


「どうぞ。」


「ありがと。」