「公式発表はいつ?」
「明日。明日12時にな。」
「え、でも長曽我部さん休みじゃん。」
「ライブに関わってるのは俺だけじゃねーし。
もう確認済みだからあとは公開するだけ。
俺じゃなくてもできるよ。
美鈴もブログで煽っとけよ。」
「はーい、了解しました。」
それからライブの話をちょっとだけして
番組打ち合わせが入り、
リハをして、本番となった。
「ほらよ、靴。」
「あ、ありがと。」
「座ったときに靴が映るように
気を付けて座れよ。」
「はーい。」
貴也からもらったガラスの靴に足を入れ、
私は楽屋を出た。
「無茶すると割れるからな。
走ったりすんなよ。」
「そんなことできません。
立つだけでも怖いのに。」
私の宝物。
壊すわけにはいかないから。


