居場所をください。




「あとはなんでシンデレラにしたか

たぶん聞かれると思うから

これ台本な。」


「はいはい、セリフですか。」


「美鈴よく自分のことを

シンデレラストーリーっていってるから

それをそのままもらったけどな。」


………ふーん


「これなら自分の言葉でも言えそう。」


「自分の言葉で言えるなら

それ通りじゃなくて全然いいから。

歌う曲はLife、映画の宣伝も入る。

まぁあとは打ち合わせでって感じで

とりあえずついたわ。」


「はーい。」


駐車場に車を入れ、

私たちは急いで楽屋へと向かった。

なにしろ準備に時間がかかるらしいから。


「そういえば貴也は歌番組でないの?」


「貴也は拒否されたんだと。

佐藤が言ってた。

まぁあいつはそういうの出なくても

金稼げるやつだしな。」


「え、断れるの?」


「美鈴は歌手だからダメだけどな。」


あ、そうですよね、やっぱり。

なんとなくわかってたけどさ。