居場所をください。



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…………いい歌だ。

いい歌だよ。

私もこういう歌詞を書こう。

まっすぐ書こう。


「なんであんたがちょっと感動してるのよ。」


「だっていい曲なんだもん。」


私が優輝と歌を歌っている間、

ママは家事をしていた。

もうすぐ高校生組も帰ってくるしね。


「それより、お迎えが来たわよ。」


「お迎え?」


「お兄さん。」


あぁ、もうそんな時間か。

あんまり時間たってないのにさ。


「ごめんね、優輝。

美鈴行かなきゃ。

また来るから、その時また一緒に歌おうね。」


「………はーい。

美鈴ちゃん、またね。」


「ふふ、またね。」


なんだか急に大人になったなぁ。

まだこんな小さいのにさ。


「じゃあ私行くね。」


「うん、優輝のお世話ありがとね。」


「いえいえ。

それじゃ。」


私はママに別れを告げて

優輝に手を振って

玄関へと向かった。


「おう、おつかれ。」


「うん、ちょっと早くない?」


「いいだろ、別に。」