電車を降りてから 高橋の彼女の喫茶店を横目に いつもの焼肉屋さんへとむかった。 渋谷は今日もにぎやかで汚い。 この街は好きだけど、 きれいで犯罪とナンパが減れば もっといい街なのに。 ………ま、夏休みよりはましかな。 「ここまで来れば美鈴も目立たねーな。」 「ここ東京。 どこにいても目立ちません。」 「どこがだよ。」 「それ言ったら高橋だって 十分目立ってるからね。」 金髪ふわふわヘアなくせに。 どう見てもギャル男じゃないか。 「いらっしゃいませー。」 あ、もうついてた。