居場所をください。




離れて住んでても

ママも、藍子も、栞奈も

私にとってはやっぱり家族で

あそこでの時間は

私にとってとても大切な時間だったんだ。



「あ、高橋~。」


少し前、一高校門前には

ダルそうに門にもたれる金髪少年。


「………なにその芸能人オーラ。」


「受験生の癖に金髪にしてる人に言われたくないよ。」


「もうちょっと控えた服装にしろよ。」


「高橋こそ、もうちょっと控えた髪色にしろよ。」


「口調真似てんじゃねーよ。

似合ってねーし。

しかも美鈴の髪色に比べればましだっつーの。」


「あ、髪の毛伸ばしたんだよ~。」


「見りゃわかるわ。

今度はすげー長いし、極端だな。」


「スーパーロングだからね。

後ろは腰まであるよ。」


「どうでもいいわ。

それよりさっさと行こう。」


こいつは……私のこと大好きなくせに

興味無さそうにいうよね。

まったく。


「ツンデレか。

古いよ。」


「美鈴……なにいってんの?」