居場所をください。




それから優輝はママ任せ。

私は扇風機の前を陣取ってるだけ。


「暑い!どいて!」


「あ、はい。」


ま、当然怒られるんだけど。


「エアコンつけないのー?」


「みんなが帰ってきたらね。」


あ、そうなんだ。

じゃあいつも日中はつけてないのかな。


知らなかったよ。


「あんた仕事は?」


「今日は休み~。」


「そ、ご飯は?」


「約束あるから夕方には帰るよ。」


「そっか。

ってかソファに寝てないで。」


「いいじゃん、誰もいないんだし。

暑いんだもん~。」


「しゃきっとしなさい。」


「ママってほんと変わんないよね

そういうとこ。」


「当たり前でしょう。」


「ママももっと休みなよ?

体調崩したら大変じゃん。」


「………美鈴がそんなこというなんて

暑さで頭おかしくなった?」


「はぁ?

私はもとから優しいいい子なの!」


「どこが。」


「ママも冷たい。」