居場所をください。




結局歌詞は一曲分しか書けず

これじゃ絶対長曽我部さんに怒られる。


けど


「ってかさー、俺も引っ越そっかなー

と考え中なんだよね。」


こいつがずっと話しかけてくるから

仕方ないよね。


「へー、そうなんだ。」


「そのときはもちろん

手伝ってくれるよな?」


「えー。」


「俺2回も手伝った。」


「はいはい。

エッチな本は隠しといてよね。」


「ねーよ!」


「えー、どうだか。」


「貴也はねーの?」


「さぁ?

でも掃除も私がしてるし

タンスもほとんど私が出し入れしてるから

隠せるようなところはないけどね。」


「ま、今時ネットでもみられる時代だしな。」


「あ、スマホで見てるんだー、隼也。」


「だから見てねーっつーの!」


「健全な高校生なら見てるでしょ。」


「それは統計とった結果をいってるのか」


「そういうもんでしょ?」


「なんだそれ。」