居場所をください。




その後無事学校に到着。

本当に久しぶりな気がする。


「帰りはタクシー使えな。」


「うん。

私休みなのにありがとね~。」


車をおりて、

スマホをいじりながら歩く隼也の横を

私も一緒に歩いた。


「さっきのやつ、

もうリツイ1,000件超えたんだけど。」


「はは、すごいね~。

私のはどのくらい行ってるかな。」


と確認すると、

私の方はもう3,000超え。

こんないったのはほんと珍しい。


「ってか貴也まで更新してるし。」


隼也がそういうから

タイムラインを更新すると

確かに貴也が


"朝からお騒がせすみません。

密会しました、すみません。

そんな相手の女の子と彼女の

密会現場を激写しました。"


と私と明奈ちゃんが

ベランダで話してる写メ。


「はは、リツイしとこ。」


私は隼也と貴也のもリツイしておいた。


「完全遊んでるよね、私たち。」


「ま、テレビで報じられたわけでもねーしな。」


これならすぐにおさまりそうだね。