居場所をください。




「父さんの今の彼女は小梅だもんな。」


すかさず長曽我部さんがフォローを入れた。


「そうなんだよ!

小梅かわいいんだよー。」


そりゃねこだからね。

ねこなら可愛いさ。


「ねぇ、社長。

私も小梅さんに会いたい。」


とりあえず私も話を合わせた。


「おう、いつも家にいるから

いつでもおいで。」


「やったねー。

じゃあ今度貴也一緒に行こ。」


「え、あぁ、そうだな。」


「あ、これ長曽我部さんの分!

長曽我部さんも食べなよ。」


「あぁ、さんきゅ。」