「なんなんだよ。
洞察力あんのかないのか
天然なのか鈍感なのかアホなのか…」
もう貴也は完全に笑いすぎてる。
たまに壊れるんだよね、貴也って。
「はぁ！？」
もう本気で笑う貴也に
咲さんはマジギレだ。
「たぶん、ここにいる全員
栗山さんの予想にあきれてるか
本気でアホだと思ってるな。」
「ちょ、貴也。
すみません咲さん……」
「残念ながら、その予想はハズレだな。」
と長曽我部さんまで笑いながら言った。
「俺、ガキには興味ねーから。」
「は！？
私だっておじさんには興味ないから！！」
と、今度は私と長曽我部さんが
やいやい言い合いを始めた。
「……まぁ、この二人は確かに
仲が良いからね。」
と最終的に
佐藤さんが咲さんを慰めたのだった。
