翌日ー
今日はみんなでバーベキュー
ってことで今は長曽我部さんの車に
貴也と乗り込んで
佐藤さんのマンションへ来た。
「やっぱり綺麗なとこ住んでるんじゃん。」
「中は結構せめーよ。」
「あ、貴也は入ったことあるのか。」
でもやっぱりなんか
おしゃれ気がする。
だって佐藤さんだもん。
勝手に妄想広げるよ。
「お、きたきた。」
ハンドルにもたれ掛かり、
上を見上げる長曽我部さんの視線の先には
咲さんと仲良く階段を降りてくる
佐藤さんの姿。
「ったく、どんだけ堂々としてんだよ。
撮られたらどうすんだよ。」
と長曽我部さんは相変わらずの
仕事人間ぶり。
「さてと、最後は社長だな。」
次は会社へと社長を迎えにいく。
家で待ってれば良いのに、全く。


