居場所をください。




翌日ー


私はいつも通り6時に起きれて

朝御飯と貴也のお粥を作り、

洗濯なども済ませた7時半頃

寝室を覗いた。


「おはよ。」


ドアを開けると

貴也はベッドで寝たまま台本を読んでいた。


「おはよ。

飯できた?」


「あ、うん。

でもその前に熱計るよ。」


「もうたぶんねーよ。

だるさもねーし。」


「いいから計るの。

あとこれ、白湯ね。」


「普通に水でいいんだけど。」


「内蔵だって弱ってるんだから

負担のない白湯にしなさい。

寝起きなんだから。」


「はいはい。」


貴也は体温計を脇にさして

白湯を一杯飲んだ。


「ん。」


最近の体温計はすぐ計れて助かるね。


「36.2度か。確かに下がってるけど

まだ朝だからね。油断はできないよ。」


「美鈴、稽古は?」


「どうせ私行ったってやることないし

指摘されたことないから休んじゃった。」


「………まぁ美鈴は演技も完璧だしな。」


「貴也ほどではないけど。

でも夜は一緒に収録あるから

それまではゆっくりしてようね。」


「彼女ってより親だな。」


「えー。」