それから私は貴也のお世話をしつつ
私も寝る支度をしていた。
別々の部屋で寝るのは初めて……
……付き合う前にたまたま貴也が寝ちゃってた
ってやつを抜かせば初めてだ。
余っていた練習用部屋に布団を敷き、
エアコンをつけてから
私はまだ寝室へ向かった。
「貴也起きてる?」
「ん、おう。」
「なにか飲む?」
「飲み物まだあるしいい。」
「タオルは?」
「大丈夫だから。
なにかあれば電話する。」
「わかった。
じゃあ私も寝るね。
貴也も早く寝なよ?」
「………ごめんな、いろいろ。」
「なに謝ってんの。
私は彼女で、一緒に住んでるんだから
そんなの気にしなくていいの。
明日にはよくなるといいね。
あ、でも明日の朝熱がなくても
無理しちゃダメだからね。
貴也明日稽古お休みになったから
ゆっくり寝てること。」
「はいはい。」
「じゃ、おやすみ。」
「おやすみ。」
貴也の顔を見た私は
布団へ戻って眠りについた。


