「本当に好きなんだねー、佐藤さんも。」
「そんなからかってると怒るよ?」
「やだ。佐藤さん怖そう。」
「長曽我部さんよりは怖くないよ。」
「あ、やっぱり怖いんだ。
ねぇ、咲さんと喧嘩したりする?」
「そりゃもちろんするよ。」
「佐藤さんも怒る?」
「まぁ時と場合によるけどね?」
「えー、想像できない。」
「俺も人間だからね。」
「どっちから告白したの?」
「もう、俺らの事はいいの。」
と佐藤さんは私の顔に
台本をぶつけた。軽くだけど。
「いいじゃん、教えてよー。」
「じゃあ咲から聞いてよ。
俺からはおしまい。
貴也にすげー睨まれてるしね。」
「へ?」
「貴也ってさ、ほんと単純だよね。
すぐ嫉妬するし。」
「佐藤さんだって嫉妬するでしょ。」
と私がまた笑いながら言うと
鼻をつままれた。
「俺の事は言わなくていいの。」
「………はい。」
「わかればよろしい。」
咲さんからいっぱい聞いてやる。
佐藤さんのプライベートって謎だしね。


