居場所をください。




それからさっさとご飯を食べて

お風呂もゆっくり入って

リビングへ戻ると貴也は食器を洗って

もうしまっててくれてきた。


「ありがと。」


「いや。

明日早いなら早く寝た方がいいだろ?」


「うん、ありがと。

貴也は?寝る?」


「俺はちょい起きてる。

ドラマの撮影も始まるし。」


「え、そうなの?

映画と併用?」


「そ。

まぁそういうときもあるよ。」


「どういうやつ?」


「家族系。俺は息子で末っ子役。」


「そっか、よかった。

恋愛系じゃなくて。」


「じゃあ俺は台本読むし、

美鈴は早く寝ろよ?」


「うん。

じゃあおやすみ。」


「おやすみ。」


私は珍しく先に寝ることにした。

いつもは一緒に寝るから

別々なんて珍しいけど。