居場所をください。




「将太終わり~?」


そこに加藤くんが来た。


「うん、俺はもう昼。

将大もだろ?」


「そ。

腹減ったー。美鈴ちゃんは?」


「貴也待ち。」


貴也は珍しく一人。

と、いうか夏音が来ていない。


「………夏音は?」


「さぁ?今日は来てないけど。」


「ふーん、そっか。」


どうしたんだろ………


「それよりさー、4人で飯行かね?」


と、矢島くんはもう

お弁当に手を伸ばしていたのに

加藤くんが聞いてきた。


「貴也と行くから貴也に聞いて。」


「貴也とどこ行くの?」


「つけ麺~。

私たち好きなんだよね。」


「へー。

じゃあ貴也上がったら聞いてみるか。」


「そうして。」