居場所をください。




「おかえり。」


「ただいまー。」


楽屋に戻ると、

笑顔で貴也が出迎えてくれた。


「じゃ、とりあえず二人とも着替えてね。」


と、佐々木さんは私と隼也に服を渡し、

私たちはすぐに始まるトークショーの準備。


で、着替えるんだけど………

……………あれ?


「ねぇ、これ貴也とお揃い?」


「うん、そうだよ。」


やっぱり。

ふふ、嬉しいや。


今度は貴也が今着てるTシャツが

ミニワンピになったもの。

下にはショーパン履いてるけど。

見えちゃっても大丈夫だけど

見えそうで見えない、って感じだね、まさに。


「俺だけ仲間はずれか!」


隼也だけは全く違う服。


「残念だね。」