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「で、仕事の話って？」
今日のお昼は私のリクエストでラーメン屋。
今年初の冷やし中華だ。
貴也も好きだしね。
「あぁ、えーと、
まずは前言った雑誌のインタビューな。
あれ、映画の宣伝OKででかく載せてくれるみたいだし
お前らの家もOKにしたから。」
「あのさ、映画の宣伝って
長曽我部さん関係なくない？
普通映画の制作会社だよね？」
「まぁそうだけど
美鈴の主題歌だってあるしな。」
「あ、そっか。」
「つーことで8月25日。」
「え、ライブの翌日じゃん。」
「まぁしかたねーな。
美鈴そこらへんスケジュール空いてなくて。」
休みなしか。
まぁいいけどさ。それだけなら。
「んー、で
10月14日舞台挨拶があって、
あ、10月10日に二人揃って映画の宣伝。
昼の情報番組生放送。
それと10月13日放送分のゴールデンタイムの
バラエティ、二人揃って宣伝のために出るんだけど
この収録が9月1日。
で、だけど
二人揃うとそれなりに突っ込まれたりもする。
一応まだ仮なんだけどいいか？」
「俺はいいですよ。
っていうか普通そういうのって
主演二人が宣伝するのに
なんで俺らなんですか？」
「ま、知名度だろうな。
それに話題性あるだろ。
二人とも若いやつらに人気あるし
憧れカップル一位だし。」
「………なにそれ。」
「ま、とりあえず
お前ら揃ってる方が宣伝にもなるし
局的にも数字とれそうだからだな。」
「ま、別にいいけどね。
それより私たちのこと聞かれても
あんまり答えられることないんだけどさ。」
「そう、問題はそこなんだよな。」
へ？
