さてと、パソコンパソコン………
「お?書く気になったか?」
「うん。
私らしくね。」
"手に入れたいものは幻想で
現実なんかじゃなかった
そうだね 私は戦いもせずに
幸せ 求めていたみたいで"
私はいつだって
来るはずのない"いつか"を
待つことしかしてなかったね。
"いつだって逃げてきた私は
いつしか負けることに慣れていた
戦いもせずに被害者面して
同情ばかり求めていた"
始める前から諦めて
親がいないからってすべてを諦めて
バカにして、全てから逃げてきた。
"私はやっと見つけられたんだ
本当の"笑顔"に だから幻想
求めるのはもうやめようじゃないか"
私が逃げてきたここは
ずっとずっと居心地がよくて………
来るはずのない"いつか"は
もう私には必要ないよね。
"涙はたやすく流すものではない
涙を流すことなんて簡単だから
それならいつだって笑っていよう
だっていつの時代も言うでしょ?
"笑う門には福来る"ってね"
私はもう諦めないよ。
幸せになるために
ずっと幸せを求め続けていくんだって。
たとえなにかを犠牲にするとしてもね。
"信じるって決めたんだから
私はもう揺らいだりしない
君を受け入れようじゃないか
だって君といた私は決して
偽りなんかじゃなかったから
だからこれからも私は私で
貫いていくからね
誰になんと言われようとも私は
幸せになるために生まれてきたんだから"
別にいいよ。
私といた夏音が偽りだったとしても
私はそれを受け止めるから。
夏音を信じるんじゃない。
夏音を好きになった私を信じるんだ。
「はい、できた!」
「タイトルつけたかー?」
「あ。」
………タイトルか。
これは私の心からの"decision"。


