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「うん、完璧。」
「……すごい。
佐々木さんてなんでもできるんだね。」
「ほらほら、時間がないんでしょ？
早く行っておいで。」
「あ、うん。
じゃあありがとー！」
私は急いで楽屋を出て
長曽我部さんのところへ向かった。
「長曽我部さん！」
「おう、似合ってる似合ってる。」
「ありがとね、この浴衣。」
長曽我部さんが浴衣を用意してくれたんだ。
私が着たがってて買いにいく時間がない
とか言ってたのさ。
「早く行こう。
弘希が待ってる。」
「うん、急ご！」
「あんま急ぐと着崩れるぞ。」
「ふふ、浴衣なんて初めてだもん。
嬉しくて。」
早く着て外に行きたいや。
