居場所をください。




「そろそろ本番でーす!」


「まぁあいつらいっぱい噛みつくけど

全部仕事で本気じゃないから。」


「あ、ありがとうございます!」


最後にMCの方々に声をかけてもらえて

俄然、やる気出てきたよ、私。


なんて気合いをいれてると本番が始まって

ゲストである私はいちばん最後。


もうこういうバラエティ初めてだから

緊張が………久しぶりだ…


「五十嵐さん、スタンバイお願いします。」


「は、はい。」


大丈夫、大丈夫。

生じゃないんだから。


………いや、でも観覧が…


「大丈夫だよ。」


緊張MAXでガクガクしていると

いつの間にか長曽我部さんが隣にいて

頭の上に手が乗っていた。


「バラエティは楽しむもんだよ。

なんでそんな緊張してんだよ。

いつも通りでいいよ。笑顔で乗り切れ。

美鈴は頭の回転が速いから

なんとかなるよ。」


「………うん。」


『それではゲストの方をお呼びします!』


「ほら、出番だ。行ってこい。」


「うん、行ってきます!」