居場所をください。




「ちょっと原作続き読もうかな。」


「なに、まだ読み終えてなかったわけ?」


「だって貴也がいやがるから。」


「俺のせいにしてんなよ。」


「うわ、貴也。」


休憩に入ったのか貴也がこちらへ来た。


「うわって。

何してんの?」


「歌詞考え中~。」


「飯は?行ける?」


「美鈴はもうすぐ収録だから

飯はダメだな。」


「だって。

ごめんね。」


「いや、しかたねーし。」


そういって貴也は

すぐそこにおいてあるお弁当に手を伸ばした。


この人はご飯を食べながらしゃべる人じゃないから

私も本を読むことにした。


あと少しだしね。