居場所をください。




それからファミレスで

私はがっつりハンバーグを食べて

満たされた私たちは歩いて帰路についた。


………のは、いいんだけど


「………なんか、つけられてます?」


「美鈴も気づいたか。」


なんとなく、誰かが後ろをついてきてる気がした。


「まぁ私たち変装してないし

仕方ないかな。」


「今のマンションもあと1週間もないし

バレてもどうってことないし

別にいいか。」


「そうだね。」


なんて言いながら歩いていると


「あ、美鈴ー?」


前から岳人と藍子が歩いてきた。


「あー、久しぶりー。」


「何してんの?」


「ご飯食べた帰り道。」


「ふーん。」


「藍子は進路決まったのー?」


「まだ。まぁ就職だけど

どこ受けるか決めてる段階。」


「そっか。がんばんなよー。」


「あんたに言われなくても。」


「かわいくない。」


「あのさ」


私と藍子が下らない話をしていると

貴也が岳人に話しかけた。