居場所をください。



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それから貴也が飴を1つくれて

タクシーに乗ってお店へと来た。


相変わらずの入りにくいお店に

初めて入る。


「いらっしゃいませー」


だけど入ってみると

思ったより普通で、明るくて

お客さんも他にもいて

店員さんも3人。


普通のお店だった。


ただただ外観だけが悪かった。


「カーテン、仕立ててほしいんですけど」


なんてお店を見回していると

貴也はもう店員さんに話しかけていた。


「美鈴、この中から選ぶんだと。」


「………え?」


「人の話聞いてる?」


「あ、ごめん。」


「この中の生地からカーテン、

こっちの中からレースも選べるんだと。」


「貴也は何色がいいの?」


「明るい色がいい。」


明るい色かぁ。

レースのもこんなにたくさん種類あるんだねぇ。