居場所をください。




「二人は何時から仕事?」


「二人して13時。

12時半に来いって言われてる~。」


「うわー、俺だけ一時間遅いんじゃん。」


「残念だな。」


「ねぇ、二人ってどうして仲良くなったの?」


「俺ら?」


「どうだったかなー。」


「特に共演したわけでもねーのにな。」


「お前らはここで仲良くなったんじゃん。

忘れたのかよ。」


「え?」


「ここで飯食ってる貴也のところに隼也が来て

席が近いわけでもないし、喋るわけでもない。

だけど毎日少しずつ距離を縮めていって、

少しずつ話すようになってったんだよ。

忘れたのかよ。」


「へぇ、そうなんだ。

貴也も隼也も友達多い方じゃないし

なにか惹かれるものがあったんだね~。」


「気持ち悪。」


「こっちのセリフだっつーの!」


やっぱり仲良しじゃん。