「つーかさ、俺美鈴と初めて会ったとき
すげーテレビと違うなって思ったけど
彼氏も大分違うな。」
「でしょ。
むしろ今はいい方だよ。
私との初対面なんて最悪だったからね。」
「あれは美鈴が生意気だったからだろ。」
「私じゃないでしょ。
こいつ呼ばわりした貴也が悪い。」
「まぁどっちでもいいけど。」
「岳人から振っといて興味なしってひどいね。」
「そんなことより美鈴ちゃん!
歌って歌って!」
「その前に飲み物頼んで。
ほうじ茶~。」
「ほうじ茶?ナニソレ。」
「えー!知らないの?」
「ってか美鈴、
ほうじ茶ねーけど。
ウーロン茶にしとけば?
俺ウーロン茶で。」
「え!ないの?
もーなにこの店。
じゃあウーロン茶2つで。
颯太、頼んで~。」
「わかった!!」


