居場所をください。




そして順番が回ってくると

運良く誠くんのレジ。


「よ、誠。」


「……あぁ、お前か。

久しぶりじゃん。」


誠くんは気を使ってか

私たちの名前は出さない。

そんな気配りのできる人なのにね。


「久しぶりだね。」


「インテリア雑誌とか。

おしゃれ~。780円です。」


「もうすぐ引っ越すの。」


そんな会話しながら

お金も払って、袋にいれてもらう。


「じゃ、引っ越したら俺遊びに行くね。」


「はは、どうぞどうぞ。」


「はい、ありがとうございます。」


「ありがと。じゃーね。

頑張って~。」


商品を受け取って、ハケる。

なんか忙しそうだね。


「ってか家呼ぶなよ。」


「なんで?」


「なんでも。」


「なにそれ。」