居場所をください。




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で、来ました夢の国。

貴也と来られるなんてね。

もうルンルンなんだけど。


「……そのサングラス何。」


「前来た時に買ったの。

これしてるとほんとぜんっぜんバレないから!」


「へー。」


「まぁここでしかつけられないけど。

ってことで貴也も買ってつけて。」


「え、俺も?」


「私だけしてても意味ないでしょ!

貴也がバレたら自動的に私も、なんだから。

それにブログに載せられるじゃん。

はい、行こ。」


「はいはい。」


とりあえず拒否はしてないからよかった。

なんで俺が……とか言い出しそうだしね。

これも夢の国の力ということで

私たちはパーク内に入る前に

外にある売店で一緒のサングラスを購入した。


「貴也絶対似合うよ。

ブログ載せても全然違和感ない。」


「嬉しくねーよ。」


その性格だけがただただ合っていない。


「よし、じゃあ行こ!」