居場所をください。




周りが明るくなると

ダンサーはもちろん、

長曽我部さん始め、ライブスタッフさんたち

そして隼也と貴也。


「………え、え?

なんで…?え?

今日って21時からじゃ………あれ?」


頭がフリーズ。

なんだ、この状況は。


「だからサプライズだって~!」


「………へ?」


ハルの言葉が理解できません。


「ま、説明するし座りなよ。」


ハルに言われてそのまま座る。


「ほんとはさー、美鈴ちゃんに言われた通り

ちゃんと計画してたんだけど

長曽我部さんに即バレしたんだよねー。」


「美鈴の考えてることなんかバレバレ。

だからその計画そのまんま利用して

逆サプライズってこと。

今年の美鈴の誕生日、なんにもやらなかったし、

ツアーも無事終わったし」


「ってことで美鈴ちゃん

おめでとー!!

………ってこと。 美鈴ちゃん?」


「………や、なんか頭が空っぽで………

えと……なんで隼也と貴也まで?」


「たくさんいた方がいいんじゃないかと思って

俺が長曽我部さんに言って、呼んでもらった。」


「え、瞬が?」


と、今度は貴也がこちらへ来た。