居場所をください。




「で、なんであげたわけ?」


「………最初は荷物を運んでほしくて

亜樹がちょうどいたから。」


「最初は?

ってことは一回だけじゃねーのかよ。」


うわぁあ!墓穴掘った!!


「に、2回目は………

確か送ってもらって

夏だったし飲み物でも飲んでけばって。

それで…」


「もう理由はいいわ。

部屋で何してるわけ?」


「え、別に。」


「じゃあなんで部屋あげんの?」


「だって送ってもらって

はい、さようならとはできないでしょ。

だから上がってけばってなって

お茶でも飲みなよってなって

それでご飯でも食べてばってなって…」


「で?」


「終わり。

ご飯食べて帰ってく。

それだけ。」


「へー。」