居場所をください。




「仲良い?」


「んー、いいと思うけどね。」


「へー。」


そこに亜樹が戻ってきた。


「これ。

お前買っとけって言ったろ。」


「あぁ!香水!

すっかり忘れてた~。ありがと。」


「香水?美鈴が?」


「えー、気づかなかったの?

これすっごい好きな香りするの。」


「へー、珍しい。」


「まぁ前まで嫌いだったしね。

ってかおばさんは?」


「テレビ見てる。」


「あ、そ。

じゃあ亜樹でいいや。

ちっちゃい花束作って。

ちっちゃい子にあげるからピンクのちっちゃいの。」


「花の指定はねーの?」


「うん、なんでもいいよ。

亜樹に任せる。」


「そ、じゃあ座っといて。」


「うん。

貴也、こっち。」


私は貴也と

家側の段差に座って待っていた。