「さて、腹も満たされたしそろそろいくか。」 そういって私の肩を抱く。 失うものなんてなにもない私だった。 なのにいつの間にか私には 失いたくないものでいっぱいだった。 私の体でそれが守られるなら このくらい、私は我慢できるよ。 結局私には幸せな結末なんて 待っていないんだ。