居場所をください。




そして幕が上がるまで

私は長曽我部さんの胸の中。


ダンサーの足音が聞こえる時も

長曽我部さんの胸の中。


「美鈴ちゃん、そろそろスタンバイ

お願いしまーす。」


「はい。」


ふー、今日も始まるね。


「楽しんでこい。」


「うん!」


ダンサーの足音が止み、

私の名前を呼ぶ声が聞こえる。


「行ってきます!」


そして私はまたステージへと立つ。

すぐ横にいるハルの顔をみて安心して

私が出てきたことにより響く黄色い歓声に

さらに気持ちは高ぶる。


今日も楽しんでくるよ、最後まで。