居場所をください。




私はそれから何食わぬ顔で

みんなとご飯を食べて

江口さんと少しだけまた打ち合わせをした。


「あ、そうだ。

ここにみんないるよねー?


あのね、意気込みの時なんだけど

The show mustまで私一人で言うから

go onはみんな揃えて言ってほしいの。

mustとgoの間は開けないから

みんなすんなり入ってきてね!」


「一発で揃ったらその日の公演は

うまくいきそうな感じだな。」


そう言ったのはなんと陽くん。

めずらしい。


「はは、そうだね。

揃うようにお願いしまーす。


それじゃまたあとで。」


私はそれからシャワーを浴びて

佐々木さんのところへ向かった。


「いよいよ最終日だね。」


「……そうだね。」


そうだった。

今日で最後なんだ。


そう考えたらまた急に寂しくなってきた。


「みんなに笑って帰ってもらうには

美鈴ちゃんも笑ってなきゃ。」


「……うん!」