居場所をください。




「さてと、戻らないと。

ごみ捨てといて。」


「えぇ!捨てるの!?」


「え?捨てないの?」


「ロゴ入りだからみんな洗って持って帰ってるよ。」


「えぇ!

そんなんが?まじですか。」


「じゃあこれ、俺がもらっていい?」


「全然いいよ。私いらないもん。

あ、そだ。ちょっと貸して。」


「ん?はい。」


私はカバンからペンをとりだし、


「はい、サービス。」


カップのそこにサインを書いた。


「うわ!まじで!?

やべー、絶対捨てられない。」


「はは、ありがと。

じゃあ私いくね。」


「一人で大丈夫?」


「うん。すぐそこだし

あそこで二人がこっちみてるし。

じゃあ楽しんでってね。

来てくれてありがと。」


私はそれだけいって立ち上がり、

マネージャー二人の元へ戻った。


「楽しかった~。

ぜんっぜんバレなかったでしょ。」


「先入観って恐ろしいな。」


「渋谷でバレても、ここではバレない。

変な感じ。」