居場所をください。




私たちはかき氷を受け取り、

他の子達と同じように端に座った。


悠斗のおかげで日陰を確保。


そしてとりあえず私は

私のロゴがプリントされた

カップに入ったかき氷を持ち、自撮り。


「自撮りって恥ずかしくないの?」


「もう慣れた。

これも仕事だもん。」


さーて、食べよ。

かき氷は施設にいた頃よく食べたな。

安上がりだから。


「いただきまーす。」


はー、暑い。夏だ。

こんなところでみんなでかき氷なんて

ほんと楽しい。

とてもライブ前とは思えない。


~♪~♪~♪


「あー、電話。誰、こんなときに。」


まったく。


"着信 長曽我部ひかる"


「もしもし?なに?」


『そろそろ戻るぞ。

シャワーも浴びなきゃだし

飯もだろ。』


「えー、もう?」


『仕事前に何いってんだよ。』


「今かき氷食べてるから

あと10分くらい待っててー。」


『ったく、しかたねーな。

じゃああと10分な。

立入禁止のとこの前にいるから。』


「はーい、了解。」


ふぅ。