「よし、行こ!」
私たちは長曽我部さんちにつまみ出され、
無事に他のファンに紛れた。
うん、これ絶対バレないよ。
「あんたも大胆なことするね、随分。」
「はは、まぁね。
このメンバーは私のブログ出たことないし
ちょうど良いやと思って。
一回みんなに紛れてみたかったんだよね。」
「あ、先に悠斗も拾ってかないと。
いい?」
「うん、もちろん。」
全然バレてないし。
そしてトイレ前にいくと
悠斗がもうまっていた。
「……え?え!?
み…ぶっ」
悠斗が私の名前をでっかい声で言おうとしたから
岳人がすぐさま口を押さえた。
「そのワードは禁句だ。
こいつは"すず"。
わかったか?」
そういうと悠斗は首を縦に振り、
岳人は悠斗の口を解放した。
「でもなんで…」
「いいじゃん。
私もグッズ買いたいしね。」


