居場所をください。




「俺まだ許可してねーけど。」


「いいじゃん、大丈夫だよ。

長曽我部さんと佐藤さんは近くで

またカメラで撮っててよ。

それで監視してればいいし。ね?」


「……美鈴って本当におねだり上手だよな。」


「よし、決まり。

佐藤さん連れていこ!急ご!」


「はいはい。」


私はすぐに着替えて

その間に長曽我部さんが佐藤さんを呼びに行き、

私たちは3人、外に向かった。


「ここに入ってこようとした颯太を追い出すついでに

私も一緒に追い出してね。」


「美鈴がまた立入禁止内に戻るときは

警備員をつけるからな。」


「はは、そうだね。

まぁバレないだろうけど。」


「俺は怖くてたまらないよ。」


佐藤さんはずっと苦笑い。

でも私はステージの上に立ってるだけじゃつまらない。

いつだってみんなと並んでいたいから。


「サングラスよし、髪の毛よし。

日焼け止めもよし。バッグも持ったし、

これならただのファンだよね。」


そんなことを言いつつ、外へ向かった。


「やばそうならすぐに戻るからな。」


「はーい。」