「あ、そうだ。
今日は公演後の交流はなしな。」
「え?なんで?」
「時間の関係で。
なるべく早くここから出ていきたいんだよ。
俺らが出てかねーと掃除とかもできねーしな。」
「そっかぁ、残念。」
「あとでどっかSNSで書いといて。
MCでも言ってもらうけど。
つーことで今日はサインボール用のボール
用意したから。MCの時に客の前でサインして
アンコール1曲目歌い始める前までに
全部投げ終えるように。20個あるから。」
「けっこうあるね。
しかもアンコール1曲目ってShiny PINKじゃん。
前奏短いのに。」
「まぁ無理だったら
間奏中とかでもいいけど。」
「まぁ頑張って投げます。」
「ちなみにダンサーたちのもある。
けどあいつらサインとか書けんのかな。」
「確認してから用意しなよ。」
「まぁ書けないとしたらハルだけだな。
他のやつらは前からやってきてたし。」
「あ、すごい。
みんな色別なんだね。」
「紫とか特注だからな。」
「はは、すごい。
ブレスレットと同色か。
私はピンクか、いいね。」
「美鈴は蛍光ピンク。
莉子が薄いピンクだから差をつけねーとな。」
一番目立ちそう。
まぁかわいいからいいけど。
「あ、しかもロゴ入り!
かわいー。」
「まぁな。
思いっきり投げろよ。
遠くまで飛ぶようになってるから。」
「はーい。」


