居場所をください。




席につくなり、食べ放題コースを頼む隼也。


「あーめっちゃ腹へったしやっとだー。」


「ごめんね、お待たせ。

私なんてライブ前にお寿司食べたのに

次はしゃぶしゃぶだよ。

デブ活だよ、ほんと。」


「でも痩せすぎだしいいんじゃね?」


「ツアー終わったら絶対太るよー。」


「次あるだろ?

来月下旬。」


「あぁ、うん。あるある。

そっか、なら平気かな。」


「ってか痩せすぎじゃねー?

その肩とか鎖骨とか骨じゃん。」


「……まぁいいじゃん。」


「貴也はもっと色気ある方が好きだぞー。」


「うっさいわ!知ってるわ!」


「どうすんだよー、貴也戻ってきて

今の美鈴好きじゃねーとかなったら。」


「そしたら終わりだね。

人の心配は良いでしょ。

隼也こそどうなわけ?

恋愛の方は。」


「俺も別れたからな~。」


「へぇー、え!?」


「あれ?言ってなかった?」


「え?聞いてたっけ?」


「なんなの、その曖昧な記憶。」


「隼也もね。」


「まー、俺はしばらくいいわ。

仕事に集中したいし。」


「ふーん、そっかぁ。

まぁ遠距離は辛いよねー。」


「1年以上彼氏と会ってないやつが

よく言うよな。

そっちのが信じられないわ。」


「逆に全く会えないから

諦めつくんだよ。

まぁたまに思い出したりもするけど

いないならいないで諦めもつくし。

最近は熱愛報道もできないしね。」


大橋かなとの報道が出ると

さすがに落ち込んだけどさ。