居場所をください。




「あ、美鈴ちゃん、こんな質問来てる。

美鈴ちゃんは普段どんな感じですか?」


「普段?え、どんなんかなー。

本当に普通なんだけど。」


「ってことでね、いろんな人に聞いてきました!」


「え!」


「まずは噂の長曽我部さんからは

手加減を知らない。頑張るときは頑張りすぎるし

手を抜くときはとことん脱力してる。

お願いだから早くちょうどいい具合になってほしい。」


「あはは。

まぁまぁ…そうだね?」


「他にもねー、

好きな料理を見つけるとそればかり食べる。

食生活が偏るからやめてほしい。」


「あー、まぁそうだね。」


「あとは

めんどくさくなると全部人任せ。」


「なんなの?

悪口ばっかり?」


「仲が良い証拠でしょ。」


「佐藤さんからもあるよ。

えーと、口が固く、トップシークレットを話しても

絶対誰にも話さないから美鈴ちゃんになら

ひた隠しにしてることでも話せる。

本当は自分のために話したいこともあるのに

相手のことを考えすぎて決して話そうとしない。

口が固すぎて、たまに困ることもある。」


「え、なにそれ。

まぁでも口は固いね。

どうでもいいことはお喋りになるけど

でも、これ言って良いのかな~?

ってことはとりあえず喋らないね。」


あー、そういうとこ長曽我部さんと似てるかも。

あの人もめちゃくちゃ口がかたい。

……弘希にはお喋りだけど。