居場所をください。




それから私は声を出して

長曽我部さんが持ってきてくれたお茶を飲んで


時間となり、みんなのところへ向かった。

緊張するけど……気を張ったままいないとね。


「お待たせ。」


なんでだろう、私が遅く来る訳じゃないのに

毎回ここには全員揃ってる。


「えーとね、ついに戻ってきたね、渋谷。

今日は15,000人入ってるので

15,000人全員が笑って帰ってもらえるように

来てよかったと思ってもらえるように

いつも言ってるけど今日も笑顔で。

たまーに私が歌詞を間違えちゃうときもあるけど

私はもう笑ってごまかしてるから

みんなも適当にごまかしてください。」


私が笑って言うとみんなも笑った。


「しかもたまにじゃなくて

結構間違えてるけどな。」


と、長曽我部さんまでね。


「う、うるさいよ!

それでは今日も元気にいきましょう。

せーの、「「The show must go on!!」」


さぁ、今日も幕を開けるよ。

私は長曽我部さんの手を握りしめて

ステージ下へと向かった。