居場所をください。




「でも、ある意味

あの人の時代は終わらずに幕を下ろすんだな。

全盛期は過ぎたものの、あんだけ売れてんのに引退。

多くの人の心に残るだろうな。」


「少なくとも私は忘れられないね。

もうほんとショック……ダメージ100だよ。」


「ドラクエかよ。」


「ポケモンだよ!」


「あっそ。」


「年の差感じた。」


「うるせー。

それより亜樹が時間あるとき来いってよ。」


「なんで私に直接連絡してこないかな。」


「連絡先わかんねーっていってたけど。」


「はぁ?」


あいつまだ私の番号登録してないのか。

今度は無理矢理にでも登録してやる。


「……まぁいいや。

時間あるとき家いくよ。」


「おう。」