居場所をください。




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「お待たせしました。」


シャワールームで化粧まですっきり落とし、

やっとさっぱりした私。


「なに食う?」


「なんかさっぱり系。

そうめんとか。長曽我部さんちで。」


「却下。」


「えぇ!なんで!」


「もっと体力つくようなもん食えよ。」


「だってずっと体重のこと気にした食生活してきたから

急にガッツリとか無理だもん。

あ、冷しゃぶとか。長曽我部さんちで。」


「なんで俺んちなんだよ。」


「そのまま寝てくから。」


「却下。」


「えぇー。

ってかさぁ、最近家ダメだよね。

彼女でもできたの?」


「はぁ?

なんでそうなんだよ。」


「誤解されたくないとか。」


「ちげーわ。」


「じゃあいいじゃん。」


「俺が作るのめんどくせーの。」


「とか言いつつ、この前お弁当作ってきたじゃん。」


「……………。」


「なにを隠してるのー?」


「美鈴には関係ねーよ。」


「長曽我部さんって意外と嘘下手だね。」


「うるせーよ。」