居場所をください。




「なんでこんな日に墓参りなんだよ。」


「時間ができたから。

雨なんて関係ないでしょ?」


「関係あると思うけど。」


「雨も滴るいい花だよ。」


「はぁ?」


……………本気でバカにした顔で見ないでください。


「そ、それより

ちゃんと勉強してんのー?」


「俺は授業だけ聞いてりゃ

頭にはいんの。

家で勉強するやつはバカか、

自分のレベルも知らずに

高校選びを失敗したやつ。

俺には必要ない。」


な、なんだ、その自信は……………


「お前もそのタイプだろ。

中学の時は暇だから必要以上に勉強して

一高入ったはいいけどバイトしてたら

一高のレベルについていけなくなった。」


「……………それはなにも言えない。」


「まぁやらねーやつよりはましだけど。

それに、結局勉強なんて必要ねーだろ。

ただの自分の経歴のため。

大人になって必要なのは社交性と要領のよさ。

そこそこの知識がありゃ十分だろ。

お前の彼氏なんかまさにこれだろ。」


「た、確かに。」


「だから勉強なんて

そこそこできりゃいいんだよ。」


「納得しました。」